キジ猫世間噺大系

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キジ猫世間噺大系

一人暮らしで猫を飼った男の末路

禁煙中の人が「たばこと塩の博物館」に行ってはならないただ一つの理由

今年に入ってから禁煙をしています。理由は猫を飼い始めてから「タバコ買う金があったら猫に缶詰買ってやるか」と思ったからで、この理由を話すと人は勝手に僕へのイメージを上げてくれるようで、乱発してはフヒヒとほくそ笑んでいる次第です。

ところで、東京の映画館で映画を観るとき、冒頭の宣伝で墨田区の「たばこと塩の博物館」がよく紹介されています。以来ずっと気になっていた博物館、行ってきましたよ!思えば僕は塩の作り方もタバコの起源もよく知らない。こいつぁーいっちょ勉強してみっか!

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とうきょうスカイツリー駅(旧業平橋駅)から徒歩10分。見えてきましたキレイな外観!中に入ると受付のお姉さんがチケットを販売してくれる。なんと入館料100円。激安すぎません?なお、塩のとたばこは別々に展示されており、フロアが異なるとのこと。まずは塩からいざ参らん!

塩の博物館

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エントランスから中に入るとなにやらセンサーで我が身を感知したらしく、突如としてムービーが流れる。ワクワクする。なお土曜だと言うのにお客はまばら。こりゃゆっくり見られるとテンション上がります。

 

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まず鳴き声が聞こえたるはマルミミゾウ。この象は塩なめ場に集まって塩をペロペロしてるという。塩は生き物にとって欠かせないミネラルで、牛などの家畜も塩をなめるように牛舎にブロック塩がくくりつけてあるのですね。知らなかった。

 

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こちらは話題のウユニ塩湖から切り出したブロック。触ってみましたが予想に反してつるつるしてました。知らなかったのですが、人間が塩を取る元は岩塩、湖塩、海塩の3種類なんですね。岩塩は切り出せばいいのですが、海塩は海水を凝縮して煮詰めることで結晶化させる。これは日本で発達した手法ですね。

 

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こちらは聖キンガ像。驚くべきことに像、背景、枠全てにおいて塩でできています。このキンガさんはポーランドの王妃で、ヴィエリチカ岩塩坑なる大岩塩坑を発見して、700年の長きにわたってポーランドに富をもたらしたとのことです。700年間金を生み出す穴があるということに単純におどろき。

 

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こちらはポーランドの岩塩。これ1.4トンもあります。これ見た他のお客さんが「これ何人前だろ?」とツッコミどころ満載のつぶやきしてました。

後、これも知らなかったのですが世界で消費される塩の8割は工業用なんですね。紙、アルミ、石鹸、ガラス、製鉄、皮革産業などあらゆる分野で塩が使われている。また、しょっぱいという味は塩以外に存在しないとのこと。うーん勉強になるな~。

たばこの博物館

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さて、個人的にはメインどころ、たばこ博物館へいざ潜入!

 

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まず、たばこの原料となる植物が現れました。名前はニコチアナ・タバカム。南米原産で今のほとんどのたばこがこの植物から作られてるとのことです。色々種類あると思ってたので軽く衝撃。

 

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たばこは古来から中南米で呪術や儀式で使われていて、いろんな資料にその絵が残っています。これは古代マヤの裁判の様子で、なんと左にいる罪人の頭をこん棒で殴って死刑にしてる。うわわ。それをたばこを吸いながら高みの見物してるのが右下の人達。普通に展示してあったけど結構衝撃だよ。

 

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こちらは神様達が描かれた絵ですが、たばこを吸ってる神様がところどころにいる。アニメチックで結構カワイイのだ。

で、この中央アメリカのたばこをヨーロッパに持ち帰り広めたのがコロンブス。罪深い男だぜ。

 

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ありとあらゆるたばこグッズが紹介されていて、写真はコーンコブパイプというマッカーサーでおなじみのパイプ。こうしてみると結構でかいな。重そう。

 

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これは日本のきせるですが、なんと護身用。「けんかぎせる」というらしく、がんばれゴエモンの武器そのもの。これでぶん殴られたら大変だ。

 

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業平たばこ店という小さな店舗が再現されていた。ちなみに右の自動販売機は2003年頃まで現役で稼動してたというからビビる。古き良き時代だ。

 

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たばこの歴代の広告もたくさん展示してあって、一際目を引いたのがこの戦後まもなく頃の広告。闇のたばこだって。闇市のブツは不純物がたくさん入ってたのかな。

 

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これは1980年代の広告。「いつも心に灰皿を」と言わなければならないくらいには皆灰皿使ってなかったんだろうな。

 

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で、これがかなり印象的だったのですが、国が喫煙の害を初めて警告したのが昭和62年という衝撃。それまでは健康に悪いという意識はなかったんですよね。そりゃー皆吸いますわ。

以上、簡単ですがたばこと塩の博物館レビューでした。僕博物館に3時間くらいいたのですが、はしょったところも結構あって、正直100円でこれだけの展示量はまじですごいです。見せ方も洗練されてて、金かかってんなーって感じしましたし。空いてるしほんとオススメですよ。

禁煙中の人が「たばこと塩の博物館」に行ってはならないただ一つの理由

で、本題。まあ僕はたばこの起源から普及、生成方法までを一通り学んだのですが、たばこを実際に吸ってみるまでが博物館だと思っちゃいました。家に帰るまでが遠足です、みたいな。よって、禁煙中の僕は下記の通りたばこを購入してしまった次第です。

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禁煙中の人。この博物館に行って帰りにたばこを買わずにいられた方はご一報ください。金一封出していいくらいには不可能に近いと思われますので。(出しませんけど)

本気で禁煙してる人は絶対に行ってはいけません!ダメ、ゼッタイ!