キジ猫世間噺大系

一人暮らしで猫を飼った男の末路

伝説の退場ラーメン『博多 元気一杯』が写真撮影OKになったので早速行ってみた

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新年明けましておめでとうございます。

早速ですが、博多は下呉服町にある伝説の退場ラーメン『博多 元気一杯』をご存知だろうか。ここは知る人ぞ知るこだわりの店で「高菜食べてしまったんですか?」でネット界隈で一躍有名となった曰く付きのスポットである。有名なコピペは下記だ。

 

有名なコピペ文

「高菜、食べてしまったんですか!!!!????」。多分、僕の口の周りに微妙に唐辛子の味噌がついていたのだろう。はい、食べました。美味しかったです。と答えた。すると、「うちの店は初めてですか?(答える間もなく)何故高菜を食べたんですか? スープを飲む前に何故高菜を食べたのですか? ルールがあるじゃないですか。まずスープをというルールがあるじゃないですか!」と18センチのまま一気にかましながら、持ってきたラーメンを手放さずにこう言った。

「これをお出しすることは出来ません。マナーに反する人はお帰りください」。唖然とした。「だってここに高菜が置いてあるから、食べちゃいけないなんて書いてないから食べました。じゃあ、今から水を飲みまくりますよ。で、口の中を洗いますよ。それでも駄目なんですか?」と訊ねたら、また同じことを言われた。

長男を見たら、長男は「あちゃー」という顔で奥でもじもじしている。そっか、わかった。次は旦那さんだ。3秒ほど無表情で見詰めたら、反応があった。「お客さんは酒を呑みますか? 利き酒って知ってますか? 利き酒をする前に高菜を食べますか? そういうことです。そんな神経の人に食べてもらっては困るのです」。

ここでまた奥さんがかまし始める。「うちは看板も出さずに必死にやっているのですよ。スープを認めてくれないなら、やっていけないんですよ。唐辛子が口の中に入っていたらまともにスープを味わってもらえないじゃないですか? そんな人にスープを呑んで味を判断されたら、もう終わりなんですよ、はぁーはぁーはぁっ」

 

また、巷で囁かれている退場ルールは下記である。

退場ルール

・最初にスープから飲まず麺から食べたら退場。
・最初にスープを飲んだが飲む前にかき混ぜてしまったら退場(最初はかき混ぜず、そのまま飲むのが正解)。
・目の前にある辛子高菜はトラップ。ラーメン食べる前に食うと退場。
・店の前に駐車すると退場(ベンツなどコワモテ車だと可らしい)。
・子供は不可。子供づれの時点で退場
・喫煙不可。
・携帯撮影はもちろん着信音が鳴っても退場。
・地図をもって店に入ると退場(一見さんお断りのため)。
・店内をきょろきょろ見回しても退場(同上)。
・メニューを聞くと退場(同上)。
・大盛りを注文すると退場(メニューを知らないとみなされ後同上)。
・ラーメンについてウンチク語るのも不可。
・関西弁不可(店主が嫌いらしい)。
・私語は避けたほうが良い。黙ってるのが吉。

 

僕は今回2回目の訪問になるのだが、興味本位で訪問した初回時はそれはそれは緊張しながら入って、友人とも言葉を交わさず目配せしながら戦々恐々と麺をすすったため、確かに旨い印象はあったが、その実あまりに気を揉みながらの食事だったため味をほとんど覚えていないのであった。

そんな『博多 元気一杯』。久々に昼時近くに来たため最新情報をネット検索すると、なんと写真撮影OKになってるみたい。そんで退場ルールもゆるくなって、より立ち寄りやすい店になってるとのこと。これは何としても行くべき!と近くに住む旧友を誘い意気揚々と下呉服町へ向かったのであった。

 

青バケツは営業中のサイン 

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車で店の前を通ると「ゾンターク博多Ⅰ」というビルの一階に青いバケツが下がっている。これが営業中のサインだ。やった!その他に看板などは何もない。完全に一見殺しの仕様である。

ちなみにこの日は1/2で正月真っ最中だったため、完全にダメ元で向かったのだが、11:00過ぎ頃、ちょうどシャッターが開く瞬間だった。図らずも2018年最初の客と相成ったのでありました。さすがに緊張してきた。

 

これが問題の高菜である

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店内に入ると「明けましておめでとうございます!」と威勢のいい声が。2人席に案内されると既に卓上にはてんこ盛りの高菜が鎮座ましましている。店内を見渡すと「携帯禁止」の張り紙が。その他には何の注意書きもないが、この高菜を先に食べると即レッドカード退場だ。

新年初放送となるであろうラジオ番組だけが狭い店内に響く。ネット上の「写真撮影OK」の記事を信じ、恐る恐るスマホを構えパシャリ。・・・よし、何にもお咎めなしだ。うわさは本当だったんだ!

そして我々、調子に乗って少し雑談を始める。・・・これも大丈夫そうだ。

 

これが、聞くと退場になるメニューだ

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メニューは至ってシンプル。カレー味や麺なし野菜ラーメンもあって、独自のバリエーションだ。「元祖!!博多クリーミー豚骨ラーメン」の文字がいい味を出している。右の「元気一杯!!グッズ」なる札が妙に古めかしい。

ラーメン1つカタで、と注文する。博多在住の友人は普通を注文していた。よく分からんが、博多も長くなると一周回って普通もしくはヤワが好きになるというから理解に苦しむ。

 

絶対にスープからいくこと!!

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待つこと5分、「スープからお召し上がりください」と言われラーメンが提供された。ドロドロのコーンポタージュのようなスープだ。東京で食べる鶏白湯ラーメンくらいの粘度でルール通り一口すすってみると、豚骨かつ濃厚系でありながら、さほど重さを感じないスープ。旨味はかなり強い。塩気も絶妙だ。これは旨い!

 

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麺もしっかりカタめに茹で上げられており、博多ラーメン特有の麺だけど、スープがドロドロなためしっかり麺に絡んでくる。脇を固めるきくらげ、チャーシュー、小ねぎも控え目ながらいい仕事してる。

半分くらい食べたところで問題の高菜を投入。これがめちゃくちゃ辛い!舌が完全に麻痺するレベル。先に高菜食べたら退場というがある意味納得。こんなもん単体で食ったら後から食べるものの味が分からなくなるというものだ。今まで食べた高菜の中で一番辛いかもしれない。

 

個人的にこのラーメン、かなりうまいです。特に天下一品(こってり)なんかが好きな人には、天一の豚骨版なので一度食べてみることをオススメします。

そんで今はルールもそんなに厳しくない印象。ラーメンをしっかり味わう余裕がありました。

 

帰り際、店主から「どうやってここ分かったの?」と尋ねられた。「通りかかったらたまたま開いたので・・」とお茶を濁してしまった。気さくな店員からアメちゃんをもらい退店。「ありがとうございましたー!」と気持ちのいい声が後に響いていた。

 

姉妹店『元気一番』

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そんなこだわりの『元気一杯』だが、実は昨年姉妹店『元気一番』がオープンしている。『元気一杯』と同じラーメンが、ルールなしで食べられるという画期的な店で、もちろん子連れもOK、先に高菜食べても全く問題ない。このチェーン店然とした外観からもそのこだわりの無さがわかる。

この日、ホントは怒られる可能性のある『元気一杯』に行くのが何となく気が重くなったため、先に『元気一番』に行ったが正月休み中だった。やむなく『元気一杯』に行ったのはここだけの話だ。

ちなみに、「元気一杯」の店内に張り紙があったのだが、この度姉妹店は完全に経営が切り離されていて、別物だという。味の違いを楽しむのも面白いかもしれない。

 

おわりに

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ラーメンを平らげ、初詣でも行ってみるかと近くの筥崎宮へ。尋常じゃない人の多さにたじたじとなり、500m先からお参りして帰りました。