キジ猫世間噺大系

一人暮らしで猫を飼った男の末路

にゃんこスターが何となく見てられないのは僕だけじゃないはず

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にゃんこスターが脚光を浴びている。先日のM‐1でセンセーショナルなデビューを果たした彼らは今飛ぶ鳥を落とす勢いでお笑い界を駆け上がっている。そんな彼らを見ていると心がザワザワしてきて見ていられなくなるのはきっとあの女の方の色気が大いに関係していると思われる。

 

まず、あの女の方はまさにその辺にいそうなルックスの最たるものであり、尚且つ恵体という事実が僕の心惑わせる。そしてあの背伸び感。田舎から出てきて大学でビューをまさに果たさんとする感じと言ったら伝わるだろうか。あの大学一年生の時の思い出。一年生がまず入らされる20人くらいのクラスにいたあの自分のことをオイラと呼んでいた女の子にクリソツでもあることから、もう既に見てられない。

 

そのオイラ女子はキャラ設定を完全に迷走していたと思われ、初めて彼女の口から「オイラ」が発された時は対処のしようもなく普通にスルーしたのだが、その時の動揺はまさにハラスメントレベルであった。

 

なお、ある日班で一緒に作業をしていたときに、僕はカッコいいと思ってズタボロでダボダボのダメージジーンズ、尚且つ超明るい茶髪でこちらも完全に迷走していた時だったんだけど、おもむろに僕の太もものジーンズのダメージ部に手を入れてきたオイラ女子とは「ヒェッ・・!毛がある・・」と完全に引いた発言が出たその瞬間にこちらも対処のしようがなくなり完全に硬直した後、それっきりとなった。彼女が一人称を変更したかは今なお知る由はないし仮に「やれたかも委員会」にかけられたとしても全会一致で「やれたとはいえない」だろう。

 

閑話休題。問題はにゃんこスターの女の方だ。あの何ともいえない生々しさが僕の心惑わす。全然世代じゃないけど、ナインティナインティスリー!恋をしたー!的なその色気、言葉を選ばずに言えばエロエロしさがもうお腹いっぱいなのだ。そのエロエロしさを例えるならば、それは全く腹の減っていない時に見た天下一品ラーメン(こってり)に例えられる。今見たくないんだよなー!的な。普通に平穏な夜を過ごしたいだけなのに、唐突に突きつけられるエロエロしさに困惑してしまうのは僕だけじゃないはずだ。

 

さらにその困惑に輪をかけるのが、男の方と実は付き合っているという事実。いや、Yes!フォーリンラブ!とか言ってるあのカップルが付き合ってるんだったら全然問題ないんですよ。にゃんこスターが問題なのは、その辺に!その公園に!その学校に!そのカフェに!そして池袋東口に!いそうなことが問題なのです。リアリティがハンパないし、付き合っているカップル特有のあの感じ。わかりますか?それが輪をかけていやらしさを助長する。

 

あのテーマ曲もそうだ。あーたしさくらんぼー♪とか言って、もうね、あの陽気さが逆にエロエロしい。嗚呼明るいエロのいやらしさよ。もう一回♪って何のもう一回だよオジサンは困惑する。ついでに言っとくと、ネタの中でもう一回♪のくだりを何のフリにも使わないという攻めた姿勢にはなにやら凄みを感じる。

 

なんだかんだ言ったが、にゃんこスターが出てると何となく見てしまう俺がいる。それは恐らく同属嫌悪にも似た感情を克服しようとしている僕自身の心の動きが関係している。今後の彼らに期待だ。