僕は九州の片田舎出身で今は東京で働いていますが、帰省すると必ず食べるご当地グルメがございます。僕は基本的にこれらの食べ物は全国区だと思って生きてきましたし、今でもそう思っている地元の人は多いことでしょう。
で、実感するのは九州の食べ物はやっぱりうまいということ。そして、ひとつひとつに対して「えっ全国区じゃないと!?」とおったまげる通過儀礼を経て九州人は皆生きてるんです。では紹介していきます。
マンハッタン
固いクッキー生地?のドーナツにまばらにチョコがコーティングされています。ザクザク感が癖になるんですがなんとカロリーは400kcal超え。腹持ちがよくて高校生の頃なんかよく食べてました。マンハッタンうまいっつってたら朝食が毎日マンハッタンになったそんな時期もありました。お母さんってうまいっつったらそればっか買ってくるよね。ちなみにこれ、帰省の度にお土産で買って帰りますがかなり皆に喜ばれます。
ミンチ天
昔はギョロッケって言ってたんですけど、今はこのミンチ天しかないみたいですね。ギョロッケの名の通り、魚のすり身で作ったコロッケで子供の頃からずっと食べてきました。プレーン味とカレー味があり、フライパンでちょっと焼いて食べるのが至高。どこの子供も弁当にもおかずとして入ってたと思う。大人になってからは酒の肴に最適です。
うまかっちゃん
これは説明不要ではないでしょうか?九州のお母さんの手抜き料理の筆頭でしょう。
近頃は東京のスーパーでも見るようになってきましたし、見かけたら大人買い待ったなしです。色んな味のバリエーションもあって飽きないですがやっぱりスタンダードが一番うまい。そして今手元にたまたまこれも九州の「マルタイ棒ラーメン」があったので食べてみましたが、やっぱりうまかっちゃんの方が断然うまいですね。
ブラックモンブラン
佐賀県の竹下製菓で作られているこれこそ全国区だと勘違いしがちな九州フード筆頭でしょう。ミルクアイスにチョコレートとクランチがコーティングされているのですが、このクランチがボロボロボロボロこぼれるので家の中では僕はゴミ箱の上で食ってました。そして今調べたら1本108円とありますね。僕が子供の頃は1本60円で、あるタイミングで80円に値上げしてまじかーと思った記憶が。インフレですな。
他にも竹下製菓には「おごりまっせ」「トラキチ君」「しっとるけ」「ミルクック」等のアイスがありますが、いずれもかなりうまいです。何で全国区にならんかなー。
いか昆布
いやこれね、こんな地味な見た目してますけどマジ死ぬほどうまいですからね。いかと昆布のソフトふりかけなんですが、大体ご飯に乗っけて食べるんですけど、まじでそんじょそこらのふりかけなんて目じゃないですからね。旨味の宝石箱やでまじで。
これ昔からある商品なんですが、僕の母親も始めて食べたときは驚きふためいて10個くらい買ったって言ってますからね。ていうか今ググって始めて知ったんですけど、これ九州ローカルじゃないかも?でも九州以外で見ない気が。。皆さん食べたことありますか?
牧のうどん
帰省したらマジで100%食べに行きます。なんなら帰省のスケジュール立ててる時に、この日はマキノかな、なんて考えてますからね。ここのうどんの特徴としては、麺がやわらかい。そして食っても食ってもなくならない。麺は延々汁を吸って増え続けますから時間との勝負になるわけです。なのでテーブルのヤカンの中にはだし汁が入ってて自由に継ぎ足せます。ちな僕は毎回肉うどん一択です。
カメノテ
最近知名度上がってきたらしいですが、これ知ってますか?岩場に生息している甲殻類の仲間なんですが、まさに亀の手に似ていて、下部のジーパンみたいな部分をむいたらピンク色の身が現れます。酢醤油で食べますが、かなり味がいいです。カニとエビの中間の味だと誰かが言っていた。
こんな見た目ですが地元のスナックでもつきだしで出てきます。ただ、初心者は上部だけは絶対に開けてはいけません。黒い触手が入っててかなりグロ注意。ちなみに僕の祖母はカメノテを磯で取ってきて市場で1kg千円で売ってました。原価0円にも関わらずすぐ売り切れるそうです。また、屋久島でも売ってるそうですが1kg四千円とのこと。こんなもん磯行けばタダで取れるでほんま。
さすがに今回のレビューはご当地色が強すぎて、こりゃ見る人が見たら僕の出身がピンポイントでわかるな。。まあ九州に遊びに行ったときは是非食してみてください。カメノテも是非ね!