さぁ2017年度始まりましたね。期末の処理で多忙な週を乗り越え憂さを晴らしに京成立石へ。ここはディープなオッサン文化圏であり、かの有名なせんべろの聖地。せんべろとは千円でベロベロになるまで酔えること。たまに来てますが、今日もなかなかエンターテイメントに富んだ飲みを楽しめましたので興奮覚めやらぬままレポします!
京成立石ツアー「江戸安」「蘭州」「鳥房」はしご酒!
なんか今日は花見の予定があったのですが、朝雨が降ってて全員のテンションがトランプ政権誕生の時の¥くらい急降下したため急遽花見は中止。持て余したパッションは飲みで昇華するしかなく非リア3人集まり夕方から立石へパーリナイしたのであった。今日は3件のはしご酒レポです。
江戸前寿司が50円から 「江戸安」で犯した痛恨のミス
僕は家が近いこともあって一足先に立石へ来たのですが、連れ達を待ってる間一杯引っ掛けたくなるじゃないですか。そこでちょっと寿司でもつまむかつってこの「江戸安」へ入り一人飲み!立石は一人で余裕で店に入れます。雰囲気的に。
最近飲むようになった酎ハイを注文し、つまみに青物を握ってもらう。しめさばとままかり。これが普通に美味いんですわ。気分は完全に「結婚できない男」の時の阿部寛なので、一人黙々と味わいます。頭の中でクラシックも流れていたかもしれない。
で、次の店もあるし後は玉子くらいでフィニッシュかな、と注文したところ、「握りますか?」ときた。ははぁ、玉子は握らずにネタだけつまみで食うパターンあったな、と思い出し、腹いっぱいになっても本意じゃないので「握らないで」と伝えたところ、写真のボリュームの玉子が出てきた。思ってたのと違う。量がハンパない。そんでなんか海苔がパズル的にいい感じに巻いてあって無類に美味いのである。だが、この時点で腹が9割満たされてしまうという痛恨のミスを犯したのでした。お通しも入れて1,700円。玉子が500円という誤算によりカネも意外といった。ここはちょい飲みって感じではないですね。
東京一の水餃子「蘭州」えっ今まで俺が食ってた餃子何?
3人合流し、絶対に行きたいと前から示し合わせていたのがこの「蘭州」。ここは立石の中でも超有名店であり、行列必至の東京一うまい水餃子が食えるところである。僕ら運よく並ばずに入れましたが回転速いので無問題です。
店員のおばちゃんが勧めてくれたタレの作りかたは、酢とラー油だけを混ぜること。醤油は入れない方が美味いんだとか。
で、出ーー!水餃子400円!結構皮が分厚いのですが、これがぷりぷりでうまい!そんで中の餡も濃い目の味付けで相当いい味。今まで食った水餃子の中でダントツです。まあ水餃子そんなに食う機会もないので今まで食った水餃子の数を俺は覚えていないのですが、あえて言いました。烏龍玉子なるクソ美味いものがあることを忘れててチャレンジしなかったことが超心残りです。ビールも飲んで3人で1,800円也。
初っ端おばちゃんに怒られて意気消沈「鳥房」
メインディッシュはこれまた超有名店「鳥房」。ここは鳥の素揚げを出してくれる店で行列必至です。僕ら30分くらい待ちました。中に入ると強面のおばちゃん達が4人程で回しており、狭い小上りがあってそこに案内された時に事件は起こりました。
「上着は脱いで座敷に上がってね!」と言われた同行のK氏が、なぜか脱がずに座敷に上がろうとしたのである。そっからは怒涛でした。
「上着脱げって言ってんの!ちょっと今そこで脱いだら食べてる人の邪魔になるでしょ!こんなのどこ行っても常識よ!!」
我々この勢いにポカンである。その後も「そんなとこに荷物置いたら邪魔でしょうが!」とか「何飲むの!?早く!」とか、愚鈍な我々の一挙手一投足全てが指摘の対象となり、周囲の嘲笑をさらいながら何とか着席。苦笑いしかないのでした。
我々が愚鈍すぎて(というかテーブルが狭すぎて)食器をガチャン!とやっちゃったらすかさず「壊すなよ!1万円の皿!」とツッコミが入る。30も超えて怒られることなんてないし、おばちゃん達の圧倒的なパワーにたじたじでした。
こちらがお通し。
鳥ポン酢。薬味盛りだくさんでさっぱりうまい。
メインの鳥の半身の素揚げ。これが無類にうまい。が、実に玉子を食ったことが悔やまれる。。残したらまた怒られそうなのでがんばって食べるしかない!先輩に加勢してもらってなんとか完食。
隣の席の常連さんに「お会計が最大の山場だよ」と囁かれたので相当慎重にカネを払ったのですが何とか怒られずにすんだ!やった!
ここ、アレですね。おばちゃん達に怒られるのが一種のエンタメになってて、そういうところだと知ってるとかなり刺激的で楽しいですね。初回だったので面食らいましたが。おばちゃん達の一種の愛情的な感じも伝わりましたしね。今度は怒られずにフィニッシュすることを目標にします。
まとめ
京成立石も再開発の波が押し寄せ、古くてディープな飲み屋の雰囲気を味わえるのも今しかないみたいです。(と飲み屋のママが言ってた。)月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。皆さんもお早めに足を運んでみてください。