先日ね、名古屋に出張に行ったんですよ。今回の出張は一日に一件のアポということでめちゃくちゃ余裕な出張でテキトーに仕事終わらせてさ。夜になって。
飲めない上司と一緒だったのでテキトーに夜飯食って解散したんで8時頃ホテルに帰ったんですけどね、せっかくの名古屋ナイトを無駄にするのももったいなくて、一人で栄の夜に繰り出したらば、ポン引きラッシュに巻き込まれるうちに何となくインスピレーションが降りてきたんです。
そんで翌日、名古屋近郊在住の同期のY氏に、その頭に浮かんだリリックを送ったんだ。そうしたらY氏が返歌してきたもんだからもう大変。二人であーだこーだ言いながら詩が完成してしまったのです。
初めての作詞でなかなか気に入ってるのですが、是非皆さんに聞いてもらいたくてここに発表することにしました。誰でもいいので評価を頂けますと幸いです。
それでは聞いてください。
名古屋純情哀歌
作詞:イボG &きいちゃんガジー
名古屋栄の夕闇に 今日もネオンが光りだす
DQNたむろす交差点 嬢の見送り黒セダン
ドリンクプッシュを断れず 潤う尾張の経済は
名古屋巻きへと形変え 金のシャチホコ光り増す
ポン引き規制の波もなく キャバクラオッパブガールズバー
下天のうちをくらぶれば 一万二万は惜しみなく
腕を引かれてゆく先は カルティエコーチの名古屋嬢
パネマジフォトショはご愛嬌 咲かせて見せましょ栗の花
濃尾平野の明け方に 錦三吐瀉物煌めいて
モラル忘れたピンサロの 看板かすめる通学路
名古屋走りのトヨタ車は ウィンカー出さずに右左折し
空き缶ケッタの浮浪者が 今朝もともなく動き出す
無駄金吸われるマルケーの レジ打つ人はカタコトで
赤い名鉄満員の 話題は昨夜のドラゴンズ
浅き夢見た宿酔の 痛む頭を耐え忍び
太閤通り歩いても 遥かに及ばぬ天下人
雀の涙の月給は さながら格安モーニング
尾張の親父は堅実と 言わせておけば聞こえ良く
只のケチだと吐き捨てて きしめん食らう外回り
所詮浮世は死ぬまでの 退屈凌ぎひつまぶし
下らぬ作業の最中に 想うはオキニのことばかり
「不細工だがや」と人言うが 気立の良さはデラべっぴん
今や心は納屋橋の 色街さすらう風来坊
指名の女郎が待ちならば 空くまで待とうホトトギス
週末痛飲気がつけば 寝床の枇杷島四畳半
コトリと響いたポストから 非リアなアイツの慶事知る
片想いした記憶だけ セッタの煙にゃ消えなくて
庄内川は窓の外 無常の時だけ流れゆく
嗚呼 名古屋自堕落エレジーよ
嗚呼 名古屋自堕落エレジーよ
多くは語るまい。
ちなみに曲をつけたいと考えてまして、作曲してくれる方を募集してます。かまやつひろしクラスでお願いします。難しければつボイノリオクラスでお願いします。