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一人暮らしで猫を飼った男の末路

アマプラで観られる海洋パニック映画レビュー(絶海9000m/海底47m/MEGザ・モンスター)

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海の声が知りたくて、手っ取り早くアマプラで観た海洋系パニック映画レビューです。 

絶海9000m

空前絶後のしょうもない凡ミスで死んでいく人達の話。DQN7人と赤ちゃん1人がクルーザーで沖に出て遭難する。この遭難の理由が笑えてハシゴを下ろさないまま7人全員が海に飛び込んで船に上がれなくなるというもの。DQN達が赤ちゃん1人残してチョケて次々飛び込んでいって最後に男が一人の嫌がる女を巻き添えに飛ぶというA級戦犯ぷりを発揮する。あれ?誰もハシゴ下ろしてなくね?て気づいても後の祭り。全員の水着を結んでロープにしてみたりイルカの浮き輪を使ってジャンプしてみたりしても全く無理。みんなフルチンのまま沈んでいきます。こんなの死んでも死にきれないですよ。なんなんですかね、人って大海原を前にしてションテンガリアがっちゃって頭がファ〜ってなるんですかね。僕の先輩のT氏は海外のビーチを目にした途端同じくガリアがっちゃってそのまま海に入ってポケットのiphoneパーにしましたけど海にはマモノが潜んでるんですかね。題材がトリッキーなのを評価して60点。 

海底47m

姉妹がシャークウォッチングに行ったら人間を守るカゴのロープが切れてサメがウヨウヨいる海底47mに沈んでしまう話。残りの酸素が限られーの、減圧症対策でゆっくり浮上する必要がありーの、サメには狙われーので八方塞がり。これはまじで怖いですよ。僕もダイビングする時に痛感するんですけど海の中でパニックになったら終わりですからね。そんで人間ってちょっと気管に水が入ったくらいで簡単にパニクりますから。溺れるものは藁をも掴むて言うじゃないですか。なのでダイビングする前は必ずYouTubeで「とあるダイバーの最期」という動画を見て海が怖いところであることを再認識するようにしてます。てか、ロープ切れるて。しょうもない点検ミスで殺される身にもなってくれ。ラストの展開が鳥肌レベルで怖かったことを評価して83点。

MEGザ・モンスター

巨大ザメが襲ってくるという使い古されたフォーマットで新しさのかけらもない駄作。ポスターのインパクトで期待したんですが金かければ面白くなる訳じゃないことを痛感。この映画、アメリカと中国の合作らしく、やたらと美人な中華ヒロインをアメリカのスーパーマンが救うという絵に描いたようなテンプレマッチョイズムで笑える。ちなみに日本人も出てきますが日本は資本を入れてないので序盤で咬ませ犬的に死亡。しかしなんでアメリカ人ってそんなにサメが好きなんですかね。パニックもの観ようと思ってもサメかゾンビか感染系ばっかりじゃないですか。そんで大抵いい奴ではなく悪い奴ばっかり選んで食う化け物ね。水戸黄門かよって。サメものなんてほぼ全部同じ話なんだからそろそろ不条理モノがあってもいいんじゃない?3点。