秋は祭りの季節。今年は川越祭りが10/14-15の日程で開催されていて、カメラ片手に初めて見物してきた。まず世の諸君、とりわけ粋な男達は今日必ず川越祭りに行くべき。血湧き肉踊る興奮が今川越に、ある。2017年の川越祭り、屋台トレンドと一緒にレビューします。
川越祭りとは
埼玉県は川越市で毎年10月に開催されている大きな祭りで、その起源は369年前に遡る。当時の川越藩主であった松平信綱が氷川神社へ神輿や祭礼用具を寄進して祭礼を推奨したとのこと。祭りは年々規模を拡大して、特徴的な山車や囃子が名物となって現代ではユネスコ無形文化遺産にまで登録されています。松平信綱なんて全然知らないけど、稀代のお祭り男が始めた騒ぎが369年後の現代に至るまで綿々と続いていて、何とも感慨深い気持ちになるのです。
特徴的な山車
川越祭りの特徴はなんと言ってもこの豪華な山車。今年は21種もの山車が出ていたようで、各山車のてっぺんには歴史上の偉人や能のキャラ人形が立っていて、蔵造りの川越の町並みをお囃子を奏でながら練り歩きます。写真は徳川家光。他にも家康や弁慶、日本武尊、大田道灌など多岐に渡ります。山車の趣きもそれぞれ違っていて、違いを見比べるのが楽しい。ちなみに山車は8メートルくらいあって、もちろん電線に引っかかるため偉人の人形は移動中は引っ込んでたりします。
曳っかわせの迫力は圧巻
それで、夜には特徴的な曳っかわせがあります。曳っかわせとは、街中で山車同士がかち合った時、山車と山車を向かい合わせて囃子合戦を行うこと。これが川越祭りのハイライト。なかなかに熱くて、バッチリ写真撮ってきました!
このように山車が市街をうろうろしています。
通りの向こうから菅原道真がやってきた。電線回避のためか、道真公はどこかに格納されているみたい。代わりにおかめが戦闘員として闘うようです。
迎え打つ家光公。まさに血気盛んの様相。この人が家光というわけではないが。
両者が向かい合ってお囃子合戦!まさに一触触発で、相手の囃子につられてしまった方が道を譲らなければならない、なんてことはなく、これ実は喧嘩じゃなくて勝ち負けもないみたいですね。周りの人も喧嘩だと思って見てましたが、どちらが道を譲るか事前に決まってるみたい。そうだとしてもスゴい迫力。
ひょっとこもアヘ顔ダブルピースで盛り上げますが女の子は泣いています。それは映画「IT」のピエロのようでもあり。
屋台トレンドは電球ソーダとシャーピン!
屋台トレンドの毎年の移り変わりを見るのが好きなんですが、今年はこの電球ソーダをよく見る。夏の花火大会でもみんな持ってたな。ピカピカ光るタイプもあったりしてとてもキレイ。そりゃあインスタ映えもするじゃろうて。妙案も閃きまくるじゃろうて。
次に、屋台でやたらと行列を作っていたのがこのシャーピン。筒子の新種というわけではなく、漢字で書くと餡餅。中国のB級グルメ感がひしひしと伝わってくる。
こんな感じで餅みたいなガワの中に餃子の餡みたいなものをくるんで鉄板で焼く。これ本当に行列がすごい。何なら僕初めて見たんだけど、えっ、みんなシャーピンって知ってたの??
あんまりステマされるもんだから並んで買っちゃいましたよ。食べてみると、味は餃子、食感は餅に近かった。さながらデカめの皮の厚い餃子でした。味はうまいけど、餡がまんべんなく行き届いてなかったのが残念。ただ皮食ってるだけのところが多かった。じいちゃんが死ぬ間際にクリームパン食べたいと言ったから食べさせてあげたら、クリームに届く前に亡くなったという2chコピペを思い出した。
その他、祭りを彩る屋台たち
おなじみスーパーボール。ちっちゃいのをたくさん取るか、大物を狙うかで性格が分かれる。
川越祭りのたこ焼きは、タコがデカい。タコがデカいのは正義。
THE・祭りであるところのキツネのお面。九州では見なかったけど関東では普通なのですか?個人的にこのショット一番気に入ってます。
おわりに
実は、この川越祭りの写真でミラーレスデビューしました。今まで写真はスマホで撮ってましたが、いいカメラ持っていくと楽しさが1.5倍増しになりますね。川越祭り、なかなか粋に楽しめました。