銀座のリカマンは洋酒の試飲が安くできるっつうんでこの前行ってみた。
ほら、やっぱり僕ってビールより洋酒派みたいなとこあるじゃないですか。スピッツよりオザケン派、澤部より岩井派みたいなとこあるじゃないですか。
しかもシングルモルトとか好きじゃないですか。ダブルのロック言いたいだけの人がはびこる中でちゃんとピートが泥炭であることを知ってる人じゃないですか。
そんで同行のM氏おすすめの台湾モルトやらレアなイチローズモルトやら飲ませてもらったんですけど感想は「なんかええやん」or「なんか嫌やな」の2択しかなかったんですよね。
この前激レアさんに交通事故で記憶喪失になって全ての物事の概念を忘れて18歳にして赤ちゃん状態になった人が出てたんですけど、その人が始めて白ごはん食べたり風呂に入った時と感想が全く一緒でしたからね。感じることが好きか嫌いかしかないですから。
それ言うと虫とかも一緒で蛾とか光に集まったりダンゴムシが石の下に隠れるじゃないですか。これ「正の走光性、負の走光性」て言うんですけど、要はあいつらも「なんかええやん」or「なんか嫌やな」の2択で動いてるということですからね。それと同じでみんな難しい顔してパソコンとか株とか色々やってますけど突き詰めればホモサピエンスとしての2択で動いてるだけですからね。
でも人間って複雑で「なんか嫌やな」と思ったものでもそれに付随する情報が「なんかええやん」だったら、全体を「なんかええやん」に錯覚してしまうことがあるんです。
僕なんて試飲して「なんか嫌やな」て思ったウイスキーの値段見た途端「なんかええやん」に変わりましたからね。完全に情報を飲んでましたから。なのでバーとかで通でもないのにショットで1800円とかする酒飲んでるオッサンはまず情報を飲んでると見て間違いないでしょう。トリスを1800円で出して気づかなかったらギルティ。
ちなみに中国のユニクロは高く値段設定してあって、安くすると売れないようです。高いという付随情報によって「なんかええやん」化を図っているので中国人は値段を着てるんです。
で、何が言いたいかというと、要は好き嫌いの感覚は水と油みたいなもんで生まれながらにはっきり決定してるんだけど、経験や情報によってだいぶ歪められてるからお前のその原始の感覚忘れんじゃねーぞってこと。人からB専言われても気にすんなってこと。それだけです。
また俺深いこと言っちゃったんじゃね?