冬休みで地元に帰っているのですが、地元スーパーの正月の品揃えがあまりにも独特すぎて、ここ日本ですか?って感じになっちゃってるので写真を撮ってきました。因みに地元は九州とだけ伝えておきます。この品揃え見たら分かる人にはどこの地元か簡単に分かるんで。池上彰の解説くらい分かりやすいんで。
- 1.カツオ菜
- 2.赤なまこ青なまこ
- 3.カール
- 4.鯨
- 5.ミンチ天
- 6.とんこつねぎ
- 7.松浦漬
- 8.ブラックモンブラン・ミルクック
- 9.マンハッタン・ヤキリンゴ
- 10.ちゃんぽんスープ
- おまけ.野外に放置される酢飯
- おわりに
1.カツオ菜
鰹の出汁が無くても旨くなるという言い伝えからこの菜っ葉はカツオ菜という名がついたというが、これは地元の雑煮にしか使われることはない。地元の雑煮は煮干、昆布、鰹節で出汁を取り、しいたけの戻し汁を加えたものに丸餅、かまぼこ、カツオ菜のラインナップだがべらぼうに美味く、おそらくこのカツオ菜が一役勝っていると考えられましょう。東京では絶対に売ってないと断言できましょう。
2.赤なまこ青なまこ
見た目の通り青いのが青なまこで赤いのが赤なまこであって、赤なまこの方が1,000円高いのである。キワモノキワモノ&キワモノのこいつで正月料理に欠かせないなまこ酢を作る。ワタを抜いて薄く輪切りにして、酢は橙(だいだい)を絞ったものをかける。
※渾身の力を込めてなまこに橙の汁をかけるの図。
3.カール
冬は受験シーズン。ウカールとかいう安易な語呂合わせによって店頭に並ぶカールたちはもはや関東以東では見ることのできない稀有な存在となった。激レアだと思って即買いしたが、家では誰も手をつけず、小生もそもそもそんなに好んでカール食ってなかったことに気づいた。
4.鯨
冷凍庫内の上から下まで全て鯨。これは余談だがこのラインナップを見つけた途端「ほげぇ~!」と声が出た。捕鯨だけに。そのとき香取慎吾並みのアヘ顔ダブルピースしてたからね。あれだけ給食で大量に出てた鯨カツが今や高級食材だからね。世代違うけど。シラミ駆除のDDTも被ってないけど。
5.ミンチ天
通称魚ロッケ。なんで全国区でないか理解に苦しむ美味さですが、そのような食品は全国に溢れているらしく、はやく東京のスーパーにもとり野菜みそとかと一緒にこぞって並べてほしい。ただしきりたんぽテメーはだめだ。九州人は練り物感覚できりたんぽと対峙するため十中八九マズいと言う。たぶんちくわか何かと勘違いしてるんだろう。
6.とんこつねぎ
豚骨ガラを肥料にして作ったというねぎ。小生は食ったことがないため味は不明だが、きっと豚骨臭そうに見せて普通のねぎに違げぇねぇ。
7.松浦漬
やたらと酒臭い謎の食い物としか認識していなかったが、この通り一大コンテンツを形成している松浦漬。調べてみると下記引用の通りやっぱり謎の製法で作られた謎の食物でありました。
鯨の上あご(鼻筋)の軟骨「かぶら骨」を、細く刻み、長時間水にさらして脂を抜いたのちに、甘く調味した酒粕に漬け込む松浦漬。滑らかな舌触りの漬け床をともに、かぶら骨のコリコリとした食感を味わう、特有の銘産品です。平凡社の百科事典作成の折には、日本珍味五種の一つに数えられました。
8.ブラックモンブラン・ミルクック
九州人のソウルフードであるブラックモンブラン&ミルクックもバリエーション豊かになってる。九州人には抹茶が人気と見た。トラキチとシットルケは残念ながら見つけられなかった。ちなみにトラキチは至高のうまさ。全国のみんなに知ってほしい。ハライチ岩井のラジオの面白さより先に知ってほしい。
9.マンハッタン・ヤキリンゴ
朝食の定番の菓子パンたち。マンハッタンは鉄板だけど、ヤキリンゴは久々に見た。改めて考えるとあんまりリンゴを感じないパンではある。というかリンゴは入っていない。なぜリンゴなのか。それはさながらうなぎの入っていないうなぎパイのようでありましょう。
10.ちゃんぽんスープ
このちゃんぽんスープを使うとなんと自宅で滅法美味いちゃんぽんを自作できるのである。どうせちゃんぽんはリンガーハットで食べるくらいしか選択肢がない関東人たちに知らしめたい。あなたが食べてるのは冷凍パックに小分けされたスープですよと知らしめたい。野菜たっぷりちゃんぽんに餃子つけたら税込1,000円超えますよと知らしめたい。まぁこっちのちゃんぽんも単なる粉なんですけどね。
おまけ.野外に放置される酢飯
買い物を終え、自宅に帰ると唐突に酢飯が駐車場に放置されていた。なんともシュールな絵だが、外の気温で冷やすのが目的で、周辺にごちゃまんといる野良猫たちも酢が嫌いなので近寄らないという大変理にかなったプレイでございました。
おわりに
さて私はどこの出身でしょう。市町村レベルで当てた方、教えてください。寅さんにちょろっとだけ出たところとだけ伝えておきましょう。