キジ猫世間噺大系

一人暮らしで猫を飼った男の末路

沖縄初心者の僕がオススメする那覇で絶対にハズさない美味い店5選

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大体旅行中の食事って外すじゃないですか。そんでせっかくはるばる来たもんだからマズいとも言えず「俺は好きかな」的なあいまいなコメントを残すのが関の山。後、めっちゃ混んでるとかね。観光客向け価格設定の地元民が来ない店なんて枚挙にイトマがありません。

その点、幾度もの沖縄訪問を経て磨かれた後輩の選球眼は大谷翔平レベルでございました。

 

 

1.ジャッキーステーキハウス

沖縄県民は飲みの〆にステーキを食らうとケンミンショーかなんかで見ましたけれども、この店が深夜まで開いてることからして本当らしい。ジャッキーステーキハウスはステーキをレトロな店内で安く提供してくれる店だった。

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印象的な信号とバタ臭い看板が迎えてくれた。1953年の戦後真っ只中にオープンしたという。アメリカンとジャパニーズが混在する店だったのでしょう。

 

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メニューはハンバーグだったりポークチャップだったり色々あるんですけどね、僕はもちろん一番プッシュのテンダーロインステーキL 2,500円を注文ですよ。他のメニューは大体1,000円前後で食えますけどね、ここまで来たらテンダー行くっしょ。

で、店員さんおすすめのミディアムレアで食す。写真じゃうまさが伝わらないかもしれませんが、肉が柔らかくて言いようのないジャンクなうまさ。なお、付け合せのクラムチャウダー的なスープはあんまりうまくないです。ちゃんと事実をありのままにお伝えします。

 

■ジャッキーステーキハウス
住所:沖縄県那覇市西1-7-3
TEL:098-868-2408 ※予約不可
営業時間:11:00~25:00 L.O.

 

2.BACAR(バカール) 

正直、最初は沖縄に来てまでピザかよ!と思いました。別にどこでも食えるわけですし、そんなにピザの味なんて変わらないだろうと思っていた時期が僕にもありました。

まずこの店、ピザの種類がマルゲリータとマリナーラしかないという。シングルタスクの店であることが僕の店選びの基準であるからして、否応無く期待が高まったのであった。何がマズいって、各種ラーメンを取り揃えているラーメン屋ほどマズいものはないでしょうに。

 

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人気店らしく予約しないとすんなり入れない。

 

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「沖縄県産ハムの盛り合わせ」

島豚のロースハムともとぶ牛の生ハムらしい。よく分からんがうめえ!!

 

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この何だか分からない物体の名前は失念してしまった。何だか分からんがうめえ!!

 

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お待ちかねのマルゲリータ。そのこだわりは相当なもので、焼き上がった途端お店の人が店内をダッシュで持ってきてくれるのだ。いやいやそんな走っても変わらんやろ!とツッコむのは野暮というもの。最高のものを最高の状態で持ってきてくれるその心遣いがバイアスを生み、美味しさを引き出すのです。人はパンのみに生きるにあらず。

なお、マリナーラの写真は忘れましたが、格別のうまさでした。

 

■BACAR(バカール)
住所:沖縄県那覇市久茂地3-16-15
TEL: 098-863-5678 予約可
営業時間:18:00〜23:00(22:30頃L.O)無休

 

3.吉崎食道 久茂地本店

 ダイビングショップのおねいさんに聴いてみたんですよ。沖縄人が通うオススメの沖縄料理屋ってあるんですか?と。そしたら教えてくれたのがこの吉崎食堂。なんでも、ダイビングの打ち上げでよく利用してるとか。

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ここも予約しておいてよかった。地元の人と観光客半々といったところか。

 

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平均点高めの串焼きに舌鼓。

 

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刺身も新鮮で美味しかった。

特筆すべきはダイビングのおねいさんからの一言ですよ。「〇〇のキレイなおねえさんに紹介してもらいました」と店員に伝えればお店がデザートをご馳走してくれるとのこと。で、店員さんに恐る恐る言ってみたんですよ。「あー・・はい!」てなもんで、きっちりブルーシールアイスクリームご馳走してもらいました。謝謝。クレしんの幼稚園の先生を思い出しました。

 

 ■吉崎食道 久茂地本店
住所:沖縄県那覇市久茂地2-5-1
TEL: 050-3463-4471
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)

 

4.食彩酒房 まつもと あぐーしゃぶしゃぶ専門店

 僕ら庶民はいかにカネを出さずに美味いものを食うかに脳みその大半を費やしているわけですが、多少カネを出したとしてもここのしゃぶしゃぶは食った方がいいです。まつもとの伝道師、そんな人物が現れてもおかしくないくらい完成度の高いしゃぶしゃぶ体験をお約束します。

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もちろん予約必須。この落ち着いた看板。で、できる!

 

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これがアグー豚である。薔薇みたい。一人200gもあるので大人の男でも十分満足できる量です。写真は800g。

 

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昆布だしベースの鍋の中へ野菜を投入し、火が通ったら満を持して薔薇を投入。ここまで全て店員さんがやってくれる、というより我々は手を出してはならない。

 

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特性のまつもとのポン酢がまたいいんです。酸味を押えた甘めのポン酢。家での再現に精が出ます。このポン酢以外にも、シークヮーサー胡椒や紅葉おろしがある。

で、肝心の味ですが、正直豚肉なんて似たりよったりだと思ってたんですが、これは明らかに違う。一緒に行ったNさんは「脂が甘い(ドヤァ)」とそれっぽく評していましたが、なんか甘いんですよ。それでいて全くしつこくなく上品な肉ってこんな感じなんだと齢30オーバーにして衝撃でした。

 

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店員さんが何から何までやってくれて、写真は水菜に豚肉を巻き、一人ひとりに配っているところ。一種の赤ちゃんプレイと言っても過言ではありません。

 

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後輩がこのぞうすいを見て、こんなこと言ってやがりました。

「今までのしゃぶしゃぶ達は前座です。全てはこのぞうすいを食うための布石であり捨て石。美味さの結晶がここにあるのです」

いwやwいwやwwwとか言いながら口にした途端広がる甘美な世界。アグーの全ての旨味が凝縮された独特の味わい、卵とのコラボレーション。「ポン酢をレンゲひとすくい入れても美味しいですよ」と店員さんの言葉に促されるまま味変。うまい。落涙。願わくば、全ての離乳食デビューの乳幼児に食わせたい。キミがこれから羽ばたく世界にはこんなに美味いものが待っているんだと。

なお、この感動をより多くの人と分かち合うべく楽天でアグー豚しゃぶしゃぶセットを注文したのも必然であった。

ちなみに泡盛しこたま飲んで一人7,000円也。油の悪い不衛生な料理を出す居酒屋に2回行くくらいなら、絶対こっちに行ってほしい。

 

 

 ■食彩酒房 まつもと あぐーしゃぶしゃぶ専門店

住所:沖縄県那覇市松山1-7-1 松山ガーデンビル1F
TEL: 050-2018-2018
営業時間:17:30~22:30 (L.O.22:00)

 

5.田舎 公設市場南店

沖縄着いたらば絶対にソーキそばは外せないが、この路地裏にある「田舎」は今まで食べたどこのソーキそばよりもうまかった。

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450円という価格設定なので全然期待してなかったのですが完全に裏切られた。ダシが、まるで、違う。ソーキもこのボリュームで満足。上野あたりにあったらまじで通うのにな…

 

 ■ソーキそば専門店 田舎 公設市場南店

住所:沖縄県那覇市松尾2-10-20
営業時間:10:00~18:30 

 

 番外編

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公設市場でセミエビを売ってた。二階で調理してもらってすぐ食べようと値段を聞くと、1匹6000円也。クソ高ぇ!!足元見やがって!と思ってスマホで相場を調べたらお恥ずかしながら相場通り。可食部なんて100gしかないでしょうよ、超高級食材。活きのいいセミエビに水ひっかけられて帰りました。誰か食べた人いたら味教えてください。