キジ猫世間噺大系

一人暮らしで猫を飼った男の末路

イカゲーム感想。からの僕の子供の頃のアソビ

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ネットフリックスのイカゲームが世界中で大ヒットを飛ばしている。なんでも、今秋の公開からひと月足らずでネトフリ史上最高のヒット作になったというから驚きである。イカゲームと聞いたらスプラしか思い浮かばない今日この頃でしたが、どんだけ面白いか気になって観てみました。結果、数日で一気見しちゃいましたよね。

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イカゲームとは

あんまりネタバラシするとこれから観る人がつまんなくなっちゃうんで物語の核心に迫る詳細は控えますが、要はバトロワとカイジを足して2で割ったようなものでフォーマットとしては新しくはないです。ただ、昨今の韓国エンタメはやっぱり凄くて、ギリギリの状況に置かれた人達がどんな行動をするか、とても臨場感一杯に描かれてました。

 

僕の友人はエログロナンセンスが好きなおじさんが多いので、彼らには自信を持って勧められる出来にはなってました。彼らに映画やドラマを紹介すると決まって「人はちゃんと死ぬのか?」とか「規制表現はどれくらいなのか?」とか訊かれるので嫌になっちゃうよね。

 

骨子は、456人の参加者が昔の遊びゲームを6ラウンドやって、最後の1人になるまで戦うというもので、優勝者は50億円くらいもらえます。参加者はみんな借金まみれで樹海一歩手前って感じ。負ければ容赦なく殺されます。以下、薄い感想です。

 

殺し方雑くないすか?

ゲームで負けた人達は情け容赦なく即座に殺されるんですが、その殺され方というのが銃で頭をズドン!か、高いところから落ちてデュクシ!が基本で、おいおい殺し方雑いな!と思いました。ゲーム自体が昔の遊びそのものなので、そのゲームの結果物理的に死ぬ、というのは落ちて死ぬくらいしかなくて、ハイ負けー、ズドン!って感じ。運営は帝愛グループよりもずっと淡白です。

死に方のバリエーションが少ないのは目の肥えたおじさん達には不評かな、と思いました。彼らはもっとヒリヒリするスナッフビデオが観たいのです。

 

期待値低すぎじゃないすか?

456分の1を目指すとかどう考えても期待値低過ぎでしょ!僕だったらどれだけドンづまっても、まず参加しない。「娑婆も地獄なんだもん!」とか言ってみんな参加するんですけど、いやお前が死ぬ確率ほぼ100パーだから。お前が一位になる能力があるんだったらお前はもともと借金背負ってないから。としか思わんです。

ゲーム自体も運要素強めだし、カイジとかアカギとか月とかLとか鳥栖哲雄とか各方面の天才を集めたとしても、普通に運悪くて死ぬと思います。死なないのはラッキーマンくらいじゃないですかね?

協力しなければ勝てない!とか言い始めて徒党を組んだりするんですけど、いやおめーらもその内殺し合うことになりますから、残念!としか思わんです。

平場で殺人が許可されてるのもウケます。いやゲーム外でも殺していいんかい!みたいな。みんな積極的に夜討ちをかけるのでまじでカオス。

ま、マトモな神経してたら参加しないでしょ。

 

見たことないキャラ=死亡フラグ

主要キャラについては結構感情移入できるし、キャラ立ちしてるしで、かなり良いです。ホリエモンみたいなビジュアルのヤクザとか、色気使うとうの立ったおばちゃんとか、ボケ老人とか、面白設定で、デスゲームじゃなくてもこのキャラ達に色んなことやらせてみたいです。地下チンチロとかEカードとか沼とかやらせてみたいです。

でもキャラ立ちしてるのも一個難があって、死ぬ奴がすぐ分かるって言うね。見たことない奴とか顔薄い奴とか、もう絶対死ぬやん!て思いながら観ることになります。見たことない顔それ自体が死亡フラグっていうね。ちょっとキャラ濃い奴はちょい波乱を起こして死にます。キャラの濃さと死ぬ速さが反比例してるという。だから面白くない、と言うことはありませんが。

 

僕の子供の頃の遊びを紹介するぜ!

参加者は子供の頃の遊びで戦うんですが、そういえば僕らも小学生の頃散々謎の遊びを作って遊んでいたことを思い出しました。小学生男子の実に馬鹿馬鹿しい遊びの一部をご紹介します。

 

オヤジ

これは所謂「氷鬼」です。なぜだかオニはオヤジと呼ばれみんなを追いかけ回すんですが、鬼畜ルールが3つあって、

①地面に足をついてはいけない

②オヤジは1人でやる

③生きてる奴がタッチすると一回死んだ奴が生き返る

というものなんです。公園に沢山埋まってるタイヤの上がバトルフィールドなんですが、オヤジはめっちゃキモいという設定なのでめちゃくちゃ罵声を浴びせられます。6人とかでやって、1人のオヤジが全員復活させずにタッチするとかマジで無理ゲーで、その日オヤジになった奴は基本最後までオヤジです。途中で泣き出したオヤジが何人もいるほぼイジメゲームでした。

 

第四次

当時「第四次スーパーロボット大戦」という誰もやったことのないゲームのCMがあって、遊びの内容はこのゲームと一切関係ないのですがなぜだか「第四次」と呼んでました。

校庭のうんていの下にでっかいタイヤを2つ持ってきて、タイヤの上に乗って掴まるのはうんていだけで、タイマンで相手を落とし合います。基本はカニバサミという技でもって、相手の腰を両足で挟み込んで力技でうんていから引き剥がして地面に叩きつけます。今思うとかなり危険な遊びですが、あんまり泣いてる奴いなかった気がします。

 

死の体感

これは遊戯王の名シーン由来なんですが、学校の掃除の時間にトイレの個室に1人を閉じ込めて、濡れ雑巾を上から放り投げて当てる、というものでした。

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初めは、みんな各個室に隠れて、神様1人が雑巾1枚を投げ込むというものでしたが、いつしか神様が増えて1人に集中砲火するようにエスカレートしていきました。

雑巾を投げる時は、囚人が奥にいるか手前にいるかを入念に読んで投げ込みます。裏の裏の裏をかく感じで。もちろん雑巾は水が滴るくらいビチョビチョにします。これでも泣く奴はいなかったですね。ちなみにマトモに掃除してた記憶は全くありません。

 

おわりに

そういえばイカゲームの話でした。結構どんでん返しとかサブストーリーとかいっぱいあって楽しめますよ!土日一気見とかがオススメです。