キジ猫世間噺大系

一人暮らしで猫を飼った男の末路

アップルウォッチとワイヤレスイヤホン買って時代と寝た

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去年の11月にアップルウォッチを買いました。

アップルウォッチってなんかイキったコンサルかリクルートがしてるイメージがあって、こんなのするようになったら俺も終わりだなとか、ジョブズ信者乙wwとか思ってたんですが、YouTubeで真面目にアップルウォッチのファッション性を語る動画を見てると無性に欲しくなってきて、ヨドバシアキバでほぼ衝動買い的に購入しました。


ヨドバシアキバではアップルウォッチに群がる意識高い系がいたので、僕は機能とか全然興味無くて単にデザインが気になるだけですよみたいな顔して店員に質問しました。人へのプレゼントですけどみたいな顔でいこうとも思ったんですが、試着して具合を確かめたかったので、自分用に欲しいですというツラは残念ながらマストになっちゃいました。


それから翌日つけて会社行ったんですが、それはもうドキドキもんでした。初めてワックスつけて学校行った時とか、初めてコンビニでタバコ買った時くらいドキムネ状態でした。色気づきやがってとか、意識高杉ワロタとか思われたらどうしようと思いながら出勤しました。


それで一日ウォッチつけて過ごしたんですが、まじでビビるくらい誰も何も言ってこなかったんですよ。アップルウォッチのアの字もウォの字も誰の口からも発せられませんでした。


「お、アップルウォッチじゃん。やっぱいい?」

「いやー全然機能使いこなせてないっすよ。僕にはまだ早かったですねw」というやりとりを脳内反芻して練習までしてたんですが全く機会がありませんでした。


翌日に、いい加減何にも触れてこない周りに痺れを切らした僕はもう自分から言っていくようにしました。「実はアップルウォッチ買っちゃいましたww」とか言って自分から話したらみんな「お、おぅ」とか「そうなんですね。あ、この件なんですけど、」いう反応だったんでまじで失敗したと感じました。周りの人間の意識とアンテナの低さに絶望すらしました。


それからはもう吹っ切れて色んな着せ替えベルトを試したりしました。ビジネスシーンには金属製、カジュアルシーンには革製、という塩梅で各種揃えました。でもやっぱりプレーンが一番こだわり無さそうでいいわとか思って、いつしかプレーンだけするようになりました。もちろんベルト替えた時も周りの反応はゼロでした。


そんなこんなでアップルウォッチ生活も板についたある日、ハライチのラジオでワイヤレスイヤホンがシンギュラリティだという話を澤部がしていて、今度はワイヤレスイヤホンが欲しくなってきました。


それから色々調べてAirPodsとソニーの二択でめちゃくちゃ迷うことになりました。それぞれの音質とかノイキャン性能をつぶさに比較しました。結果、AirPodsに軍配だったんですが、僕はiPhoneユーザーなのでAirPodsにしたら三種の神器が揃ってしまうため、最後はジョブズ信者だと思われたくない一心でソニーにしました。


なので今はアップルウォッチをしながらソニーのワイヤレスイヤホンつけて電車に乗ってます。見かけたらあいつも時代と寝たんだなと思ってください。